APKファイル インストール
ここではアマレコVRのAPKファイルをOculus Questへ インストール、アンインストールする方法を説明します。

アマレコVR2はOculus社の審査を受けていない いわゆる「野良アプリ」として公開しています。そのためインストールするには利用者自身でインストール作業をする必要があります。

1.必要なもの

項目 備考
(1) アマレコVR のAPKファイル ホームページからダウンロード
(2) Oculus QuestとPCを繋ぐUSBケーブル Oculus Questに同梱されていたUSBケーブルで可
(3) Oculus ADB Drivers Oculusのウェブサイトからダウンロード
(4) Oculus の開発組織登録 Oculusのウェブサイトから手続き
(5) ADBコマンド Androidのウェブサイトからダウンロード
(6) Windows 10 のPC インストール作業自体は Windows 10 以外でもできる場合がありますが アマレコVRを使う上でWindows 10のPCが必要となります。


2.インストール
【インストール手順】
  1. アマレコVRの APKファイルを入手する
  2. Oculus Questの開発者モードを有効にする
  3. Oculus ADB Drivers をPCへインストールする
  4. Oculus QuestとPCをUSBケーブルで接続する
  5. ADBコマンドを入手する
  6. ADBコマンドを使ってアマレコVR2をインストールする
  7. アマレコVRを起動する

※ インストールに使うPCは全てWindows 10のパソコンを前提に説明します。
(1) アマレコVRの APKファイルを入手する
ホームページからアマレコVRをダウンロード




ダウンロードした AmaRecVR200full.zipを解凍します。

アマレコVRにはOculus Questで実行するアマレコVRアプリと Windows PCで実行するアマレコVRサーバーの2つのプログラムが含まれています。




ここでは Quest用アプリの AmaRecVR200.apk を使います。



(2) Oculus Questの開発者モードを有効にする
スマートフォンからOculus Questのセットアップに使った Oculusアプリを起動します。

Oculusアプリの[設定]からインストールしたいOculus Questデバイスを選択し[その他の設定]をタップします。




その他の設定から[開発者モード]をタップします。




開発者設定の[開発者モード]無効になっている場合は タップして 開発者モードを有効にします。

このとき開発組織に参加していない場合は手続きが必要です







【開発組織登録】
開発者モードを有効にするには、使用しているOculusアカウントが開発組織に参加している必要があります
基本的には自分用の開発組織を新しく作成し その組織に属することで開発者モードを有効にします。

OculusのWebサイトの中ほどにある「新しい組織を作成するには」から手続きを行ってください。
開発名、組織名などについては 自分用であれば好きな名称でOKです。




(3) Oculus ADB Drivers をPCへインストールする

OculusのWebサイトからOculus ADB Drivers をダウンロードしてPCへインストールします。

[ライセンスに同意する]をチェックし [ダウンロード]からoculus-adb-driver-2.0.zipをダウンロードします。




oculus-adb-driver-2.0.zipを解凍してできる android_winusb.inf を右クリックし[インストール]を選択






(4) Oculus QuestとPCをUSBケーブルで接続する

Oculus QuestとPCをUSBケーブルで接続します。
基本的にはOculus Questに同梱されていたUSBケーブルでOKです。

USBケーブルを接続すると Oculus Questの画面に「USBデバッグを許可しますか?」と表示されています(※)ので、必ず[許可]を選択してください。
また、Oculus Questの画面にUSBデバッグではなく「データへのアクセスを許可」と表示される場合がありますが、こちらは[許可する][許可しない]どちらでもOKです。

※ ここでUSBデバッグの許可が表示されない場合は 一度USBケーブルを外して、もう一度 接続してみてください。
それでも表示されない場合は この後のADBコマンドを実行したときに エラーとなり その時 Oculus Questの画面にUSBデバッグを許可するか表示されると思いますので、とりあえずUSBケーブルを接続したまま 次の手順へ進んでください。



(5) ADBコマンドを入手する

AndroidのWebサイトからWindows用のSDK Platform-Tools をダウンロードします。

platform-tools_r31.0.2-windows.zip がダウンロードされるので 解凍してできる adb.exe を使います。








(6) ADBコマンドを使ってアマレコVRをOculus Questへ インストールする

Windowsのスタートメニュー右クリックして Windows PowerShellを起動します。




(1) Windows PowerShellへ adb.exe をドラッグ&ドロップ

(2) "[スペース] install [スペース] -r [スペース]" を入力

(3) Windows PowerShellへ AmaRecVR200.apk をドラッグ&ドロップ

(4) 最後にリターンキーを押して ADBコマンドを実行




"Success" と表示されたらインストール成功です。




エラーとなる場合

(1) パスに半角スペースが含まれている場合は adb.exeとAmaRecVR200.apkをダブルクォーテーションで括る
"[パス]\adb.exe" install -r "[パス]\AmaRecVR200.apk"

(2) ADBコマンドのパスが間違っている

(3) USBデバッグの許可ができていない
Oculus Questの画面に「USBデバッグを許可しますか?」と表示されていたら、[許可]を選択して もう一度ADBコマンドでインストールを実行。
表示されていなかったら、USBケーブルを一度外して、もう一度接続。Oculus Questの画面に「USBデバッグを許可しますか?」と表示されていたら、[許可]を選択して もう一度ADBコマンドでインストールを実行します。




(7) アマレコVRを起動

Oculus Questのメニューから[アプリ]を開き アプリ画面の右上から[提供元不明]を選択します。




インストールされていれば アプリの提供元不明からアマレコVRアプリ (AmaRecVR2 v2.0.0 beta) を起動できます。




3.アンインストール
アプリの提供元不明から AmaRecVR2 v2.0.0 betaの右側にある[・・・]をクリックして[アンインストール]を選択してください。






4.アップデート
アマレコVRの新しいバージョンを上書きインストールする方法を説明します。
基本的にはインストールと同じことをします。
USBケーブルで繋いで、ADBコマンドで 新しいバージョンのapkをインストールします。


【アップデート手順】
  1. Oculus QuestとPCをUSBケーブルで接続して USBデバッグを許可する
  2. ADBコマンドを使って新しいアマレコVRのapkファイルをインストールする