【VR動画の画像サイズの規則性】 多くのVR動画では 画像サイズの比率(#vrf_ratio)と VRフォーマットの関係に 規則性があります。 例えば180度のVR動画であれば 横1 x 縦1 の正方画像が 左右に2枚並び 横2 x 縦1となります。 ![]() 360度のVR動画であれば 横2 x 縦1 の横長画像が 上下に並び 2x2 (比率としては横1 x 縦1と同じ) となります。 ![]() ですので 多くのVR動画については 比率に対して VRフォーマットを定義すれば自動判定で適切な設定が可能です。 ただし、180度VR動画と円周魚眼VR動画の場合は どちらも同じ比率になるため 比率による区別ができません。 ![]() ![]() この場合は、画像サイズ(#vrf_size)で区別しますが、同じ画像サイズで180度と円周魚眼の動画が存在する場合は やはり正しい判定ができませんので、最終的にはVRフォーマットタグで個別に指定することになります。
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【自動判定の戦略】 (1) 多く使うVRフォーマットの#vrf_ratioを定義する 【例】 円周魚眼を多く扱う場合
【例】 180度VR動画を多く扱う場合
(2) 比率の定義に対し例外のものを #vrf_sizeで定義する 【例】 比率で円周魚眼を定義した場合は 例外となる180度VR動画の画像サイズを定義する 【例】 比率で 180度VR動画を定義した場合は 例外となる円周魚眼の画像サイズを定義する (3) 1、2で定義しきれないものは ファイル名へ VRフォーマットタグ を入れて管理する |
【動画再生時の VRフォーマット 決定 フロー】
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-コマンド[パラメータ] |
タグリスト コマンド | 内容 | |
-layout[ou] VRフォーマットタグ 画像レイアウト |
画像レイアウトを指定します。省略された場合は2d 2d : 通常の2D動画、または360パノラマ動画、立体視でない動画 sbs: 左右に画像が並んだサイド・バイ・サイド3D動画、VR動画 ou : 上下に画像が並んだオーバー・アンド・アンダー3D動画、VR動画 |
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-screen[360] VRフォーマットタグ スクリーン形状 |
スクリーン形状を指定します。省略された場合はFlat Flat : 平面のスクリーン 180 : 180度 半球状スクリーン 360 : 360度 全球状スクリーン FishEye: 円周魚眼スクリーン |
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-aspect[w16h9] アスペクト比 |
Flatスクリーンの場合の横縦の比率を指定します w(数値) : 横のサイズ h(数値) : 縦のサイズ |
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-yuv[limited] YUVレンジ |
YUV・RGB変換時のレンジを指定します。 省略した場合は アプリ側の設定値 limited: リミテッドレンジとして扱う full: フルレンジとして扱う ※ Ver2.0.0 現在 このタグのあるファイルを再生すると アプリ側の設定が変更されてしまうので注意 |
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-cr[l0r0t0b0] 画像のクロッピング |
画像のクロッピングを指定します。黒帯や画像端の乱れた映像部分をカットする場合に使います。 l(数値) : 画像の左端をカットする(%) r(数値) : 画像の右端をカットする(%) t(数値) : 画像の上側をカットする(%) b(数値) : 画像の下側をカットする(%) |
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-eye[swap] 立体視設定 |
立体視の画像を指定します swap : 左右の画像を入れ替える left : 左目用の画像を両目に表示する (立体視になりません) right : 右目用の画像を両目に表示する (立体視になりません) normal : 左目用の画像を左、右目用の画像を右へ表示する |
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-mspos[x0y0z0] メインスクリーン位置 |
メインスクリーンの位置を指定します。 x(数値) : X座標 y(数値) : Y座標 z(数値) : Z座標 |
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-msstereo[0] ステレオ調整 |
メインスクリーンのステレオ調整を指定します。 (数値) : ステレオ調整値 |
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-color[gr0gg0gb0gx0or0og0ob0ox0] カラー調整 |
画質調整のカラーを指定します。 ゲインは0から200、100が標準 オフセットは-100から+100、0が標準 gr(数値) : 赤のゲイン gg(数値) : 緑のゲイン gb(数値) : 青のゲイン gx(数値) : RGBのゲイン or(数値) : 赤のオフセット og(数値) : 緑のオフセット ob(数値) : 青のオフセット ox(数値) : RGBのオフセット |