ステータスバー
メイン画面下側に表示されるステータスバーの説明です。




普段


録画中


ステータスバーは3つのパートに別れています。
項目 内容
システム情報 左には実行したコマンドに関する情報やエラー情報が表示されます。
リアルタイム情報 真ん中はプレビューのウインドウサイズや表示フレームレートなどリアルタイムで変化する情報を表示します。
デバイス・ライブ情報
録画情報
右側のパートには普段はビデオデバイスやオーディオデバイス、ライブ機能の情報を表示します。
録画中は録画に関する詳細情報を表示します。

1.システム情報
■通常
  
  普段はグラフ設定やプリセットで指定した現在使っているデバイス名が表示されます。

■コマンド
  
  ボリュームやアスペクト比などを変更した場合は変更後の内容を5秒間表示します。

■録画中
  
  録画中は左から順に録画時間、現在のファイルサイズ、録画したファイルを保存するドライブの空き容量を表示します。
  空き容量の先頭にはドライブレター(ドライブ文字)が表示されます(この場合Tドライブに保存していることが判ります)。

■録画エラー
  
  録画中にエラーが発生した場合はエラー内容(エラーコード)が表示されます。

■予約録画モード
  
  起動オプションから予約録画モードで起動した場合は録画開始時刻と終了時刻を表示します。

2.リアルタイム情報


■View
  
  プレビューの画像サイズと現在の表示フレームレート(実測値)を表示します。

■Cap
  
  キャプチャカードの現在のフレームレート(実測値)を表示します。
  キャプチャカードにドロップステータスがある場合はキャプチャカード自体のドロップフレーム数も表示します。
【キャプチャが全くできないときは】
キャプチャカードから画像データが全く送られてこない場合はキャプチャ欄に「no frame」と表示されます。
アマレコTV4の設定ミスかキャプチャカード自体が機能していません。
動作確認の仕方を参照に対処してください。



■Live
  
  ライブ機能のステータスを表示します。
  「V:」はビデオ、「A:」はオーディオの状態を表示します。ライブ機能が無効の時は表示されません。    
ライブステータス
ステータス 内容
Rdy 準備完了。
ライブ機能が使える状態で、配信ソフトからのアクセスを待っています。
なお、配信ソフトからのアクセスがあるまでライブ機能の処理は行われません(アクセスがなければ余計な負荷はかからない)。
Run(1) 配信ソフトがアクセスしています(映像、音声が転送されている)。カッコ内はアクセス数です。複数のアプリケーションからアクセスされている場合は2以上になります。
アクセスする配信ソフトが無くなるとRdyに戻ります。
アクセス数が2以上になってもアマレコTV自体の処理負荷はアクセス数1の場合と変わりません。
アクセス数の上限はありません。
Disable 無効です。
デバイス設定でオーディオデバイスを使わない場合に無効となります。

3.デバイス情報


■Video
  
  ビデオキャプチャデバイスに設定した画像サイズとフレームレート、デインターレース情報、FourCCとビデオレンダラーを表示します。

デインターレース情報
ステータス 内容
フレームタイプ 「p」 プログレッシブなのでデインターレース処理を行わない
「i」 インターレースなのでデインターレース処理を行う
デインターレース処理モード 「act」 アクションゲームモードでデインターレス処理を行っている
「rpg」 ロールプレイングゲームモードでデインターレース処理を行っている
「rtr」 レトロゲームモードでデインターレース処理を行っている
フィールドオーダー 「tf」 トップフィールドを先に表示している
「bf」 ボトムフィールドを先に表示している

FourCCとビデオレンダラー
ステータス 内容
FourCC 「YUY2」「RG32」などキャプチャカードからアマレコTV4へ渡される画像データのカラーフォーマットを表示します。
「r210 -> RG32」と表示される場合はRGB 10bitをRGB 8bitのカラーフォーマットへ変換しています。
ビデオレンダラー 「VMR7」 VMR7のオーバーレイレンダラーを使ってプレビューしています。
「EVR」 Enhanced Video Rendererを使ってプレビューしています。

■Audio
  
  オーディオキャプチャデバイスに設定されたサンプリング周波数とビット深度、チャンネル数を表示します。

■Live
  
  ライブ機能が有効な場合は転送する画像サイズとフレームレート、Line、オーディオのサンプリング周波数を表示します。

4.録画情報


アマレコTV4の録画処理に関するステータスを表示します。アマレコTV4の録画処理は主に次のようなフローとなります。



■Drop

(D) キャプチャカードから受け取った画像データがリングバッファ(上図2)に入りきらなかった場合にカウントされます。
また、Intensity Pro 4Kなどキャプチャカード自体がドロップ判定を行う場合(リアルタイム情報のCap欄にDropがある場合)はその値も加味されます。
通常このドロップは0となります。
ゼロ以外になる場合はPCのスペック不足または、設定に致命的な不備があります
Intensity Pro 4Kなどキャプチャカード自体がドロップする場合はキャプチャ元となるビデオ信号、キャプチャカード、PCの処理能力不足などが原因ですのでアマレコTV4の設定で改善することはありません。
改善には抜本的な見直しが必要となります。

(+) リングバッファには収まったけど音ズレ処理により水増しされたフレーム数をカウントします。
このドロップは必ずと言っていいほど生じますので異常ではありません

(-) リングバッファには収まったけど音ズレ処理により間引かれたフレーム数をカウントします。
このドロップは必ずと言っていいほど生じますので異常ではありません

■HDD

1秒間にHDDへ書き込むデータ量の目安(上図5)と書込みバッファの使用率(上図4)を表示します。
この場合、1秒間に約13MBの書き込みを行っていて、書込みバッファの使用率は3%程度と余裕があるため安定した録画ができます。

書込みバッファの使用率は通常10%以下です。
書込みバッファの使用率が50%を超えるようなら録画先ドライブ(HDD)のスペック不足です

■CPU

総合的なCPUの使用率です。エンコード処理だけでなく、アマレコTV4のその他の処理および、その他、全てのアプリケーションが加味されます。
また、次に説明するエンコードの処理時間が規定時間の50%を超える場合、このCPU使用率は999%と表示されます。
CPU使用率が999%となる場合はCPUのスペック不足です。  

■Enc

エンコードの処理時間(ビデオコーデックが1フレーム処理するのにかかる平均時間)とビデオコーデックの名前を表示します。
なお、規定時間はたとえば60fpsで録画する場合は約16msです。エンコード処理時間が規定時間を超える場合は完全にPCのスペック不足です。

【規定時間】 = 1000ms ÷ フレームレートfps

例:60fpsで録画する場合
規定時間 = 1000 ÷ 60
       = 16.66ms

【FAQ(録画関連)】上手く録画できない、録画エラー、録画したものがカクカク
【参考記事 ブログ】アマレコTV 4 録画ステータス