はじめに
スーパー アマレココはデスクトップの様子を録画するWindows用のアプリケーションです。
純粋に「デスクトップを録画する」をコンセプトに機能を絞り簡易性を追求、さらに、Desktop Duplication API(※1)およびAMV4ビデオコーデック(※2)により特別な機材(ハードウエア)や難しい設定なしに最高のパフォーマンスを提供します。特に ウインドウモード(※3)で実行しているPCゲームの動作をほとんど妨げることなく録画(※4)できることが最大の特徴となります。

※1 Desktop Duplication APIはWindows8から導入されたデスクトップ画像を取得するOSの機能です。OSにより完全にサポートされた機能ですので 安定したデスクトップキャプチャ機能を提供します。
また、フレームの取りこぼしを極めて低く抑えることができます。数分程度ならHDMI出力の映像をビデオキャプチャしたものとスーパーアマレココの録画が完全に一致します。
ブログ記事:アマレココ4 その6 ストIV ベンチによるキャプチャテスト

※2 AMV4ビデオコーデックは私が個人で制作している最新のCPU拡張命令AVX2に対応した高速処理、高画質(可逆圧縮)を特徴とした動画圧縮ソフトウエアで
PCゲームの動作をほとんど妨げくことなく録画する要となります。

※3 フルスクリーンモードで動作しているPCゲームは録画できません。

※4 ファイナルファンタジーXIV 蒼天のイシュガルド ベンチマークによるテストにて、
録画によるスコア低下は5%未満
ブログ記事:アマレココ4 その11 vs ShadowPlay
ブログ記事:スーパーアマレココ vs ShadowPlay 第2Round
1.アマレコ シリーズについて
スーパーアマレココ(アマレココ Ver4系)はアマレココ(アマレココ Ver3系)の後継に当たるアプリケーションですが対応OSおよび動作原理など根本的な部分が異なりますので、これまでのアマレココと同じように使うことはできません
また、姉妹アプリとなるアマレコTVにもデスクトップキャプチャ機能があり、アマレココ系と同様のことができますが、アマレコTV系は多機能な分 上級者向けとなります。

スーパーアマレココはWindows8以降でとにかく簡単にデスクトップを録画したい場合、または、最高のパフォーマンスを求める場合に最も優れています。逆に、古いOSの場合はアマレコTV Ver3がお勧めです。
また、ミキサー機能を使って実況動画を作るなど機能面では多機能なアマレコTV系をご利用ください。

アマレコシリーズとキャプチャ方式の対応一覧
Windows   
 2000/XP Vista/7  Vista/7 8/10 
 デスクトップコンポジション(Aero) OFFのみ OFF  ON ONのみ 
アマレココ Ver3 2008年
32bit
GDIキャプチャ GDIキャプチャ GDIキャプチャ(制限あり) GDIキャプチャ(制限あり)
アマレコTV Ver3
デスクトップキャプチャ
2013年
32bit
GDIキャプチャ  GDIキャプチャ GDIキャプチャ(制限あり)
ウインドウキャプチャ
GDIキャプチャ(制限あり)
ウインドウキャプチャ
アマレコTV4 Ver4
デスクトップキャプチャ
2016年
64bit
非対応  非対応 ウインドウキャプチャ ウインドウキャプチャ
Duplication API
スーパーアマレココ
(アマレココ Ver4
2016年
64bit
非対応  非対応 非対応 Duplication API

■ GDIキャプチャ方式
Windwos2000/XPで使うことができたデスクトップキャプチャ方式。Vista以降でデスクトップコンポジション(Aero)が有効な場合はOS全体の動作がもたついたり、録画FPSの上限が30FPS以下に制限されたり、そもそもFPSが不安定になるなど大幅な制限があるためお勧めしません。

■ ウインドウキャプチャ方式
デスクトップコンポジションが有効な場合に使えるキャプチャ方式です。厳密に言うとデスクトップキャプチャではないので、画面の見た目がそのまま録画できるわけではありません。ウインドウのタイトルバーなどが不完全な画像になります。

■ Duplication API方式(Desktop Duplication API)
Windows8から導入されたOSによるデスクトップキャプチャ機能です。Windows8以降であれば完全な録画が可能となります。


ブログ記事:Aero有効時におけるデスクトップキャプチャについて

2.動作条件
スーパーアマレココはWindows 8.1およびWindows10に対応します。
Windowsには32bit版と64bit版の2つがありますが、本ソフトウエアが対応しているのは64bit版のWindowsとなります。
32bit版のWindowsでは実行できません。
また、CPUの拡張命令SSE4.1に対応したPCが必要となります。(SSE4.1は2008年ころ発売のIntel製CPUから対応しています。)

スーパーアマレココ自体はフリーウエア(無料)ですが、実行するには別途 有料のAMV4ビデオコーデック(シェアウエア)が必用です。
同コーデックは有料ですが購入しなくても利用出来るようになっています。ライセンス登録がされていない(未購入の場合)場合は録画した映像にロゴが挿入されます。

3.仕様
項目 内容
対応OS Windows 8.1 64bit版
Windows 10 64bit版
対応CPU SSE4.1に対応したCPU
FAQ SSE4.1に対応していない
対応GPU  DirectX11に対応したGPU
ビデオファイル AVI2.0
1ファイル最大1.5TB(設定で変更可能)。
NTFSでフォーマットされたドライブに対応(FAT32でフォーマットされたドライブでは録画できません)。
ビデオ圧縮 AMV4ビデオコーデック、またはVCM (Video Compression Manager)に対応した64bit版のビデオコーデック。
カラーフォーマット RGB 32bit、YUY2、および、YUV 12bitに対応。
RGB・YUV変換はBT.601、リミテッドレンジ、色のサンプリングは該当エリアの平均値となります。
オーディオ圧縮 未圧縮のみ
予約録画 なし
スクリーンショット BMP形式またはJPEG、PNG形式。
その他 AMV4 ビデオコーデック Ver4.10以上が必要
AMVビデオコーデックのライセンス登録がされていない(未購入の場合)場合は録画した映像にロゴが挿入されます。

4.更新履歴
バージョン 内容
Ver4.00 beta
2016.2.27
  • ベータ版の初版
Ver4.10 beta
2016.11.04
  • ベータ版
  • GPU処理の最適化
Ver4.11
2016.11.13
  • 正式版の初版
Ver4.20
2017.4.25
  • キャプチャ処理のカラーフォーマットに「YUV 12bit」 を追加
  • 録画詳細設定に「テクスチャをリングバッファにする」を追加
  • RGB・YUV変換処理の際の色のサンプリング方式を平均値に変更
  • 取込み枠ボタンの上で右クリックするとキャプチャサイズを選択するメニューを表示するようにした
  • AMV4 ビデオコーデック Ver4.10以上が必要になりました
  • 設定画面を一度でも開くとスーパーアマレココ終了時に異常終了する可能性がある不具合を修正
  • マルチモニター環境で キャプチャ対象のモニター以外にマウスカーソルがあるとキャプチャ画像が乱れる不具合を修正

5.二次配布について

展開前のアーカイブの状態でのみ二次配布を許可します。

6.免責
本ソフトウエアを利用して生じたいかなる事態に対しても製作者および配布者は一切の責任を負いません。
本ソフトウエアの利用は各自の責任の元で行って下さい。
7.連絡先
アマレコTV公式ホームページ:http://www.amarectv.com/
ブログ:http://amalabo.blog35.fc2.com/
メールアドレス:amamann@hotmail.co.jp

ユーザーサポートは行っておりません。使い方は全てヘルプに記載しています。その他の問い合わせはメールまたは、ブログまでお願いいたします。


【注意事項】
質問にレス(返信)が付いた場合は必ずその結果を報告して下さい。
結果報告は同じ問題を抱えている他の利用者にとって有益な情報となりますのでご協力をお願いいたします。


■質問する前に各ヘルプを必ず見て下さい
各取扱説明書の場所はreadme.txtに記載されています。必ず利用しているソフトウエアおよびパソコン等の機材の取扱説明書を見たうえで質問するようにして下さい。


■同じ質問が無いか必ず検索して下さい
検索サイトで検索すれば大抵の事がわかる時代です。ブログのコメント欄も検索サイトで検索すればでてきますのでうまく活用して下さい。


■動作報告をしていただける場合は
動作確認の結果うまく動作する場合は簡単な報告で結構ですが、うまく動作しない場合は原因を特定してから報告するようお願い致します。原因を特定できない場合は動作報告ではなく質問の形を取って下さい。


■要望について
何をするための機能なのか、なぜその機能が必要なのか、具体的な使用例の3点を必ず明記してください。
相手に必要性が伝わらないと始まりませんので上手くアピールして頂ければと思います。


■内容を公開させていただく場合があります
ご連絡頂いた内容は公式ホームページまたはブログ上に引用させていただく場合があります、あらかじめご了承いただけますようお願いいたします。


■全ての問い合わせに対して返信するわけではありません
ヘルプに記載されている内容であったり、既出の内容、及び必要事項が記載されていないなど問い合わせ内容に不備がある場合は返信し無い場合があります。ご了承下さい。